ドーム型電波暗箱
周波数
60 ~ 90 GHz
吸収体
平面形発泡ウレタンタイプと独自開発タイプから選択できます
独自開発タイプは、発泡ウレタンタイプからの粒粉ダストや吸湿による吸収特性の劣化が問題になる場合に好適です
吸収特性 20 dB 以上(発泡ウレタンタイプ、独自開発タイプの両方とも)
※ 吸収性能については吸収体単体での保証となります
吸収体厚さ 20 ~ 25 mm
半 径
45 cm(吸収体を除いた中心~筐体頂点間)
寸 法
幅 1 m × 奥行 1 m × 高さ 1.4 m
筐 体
1.5 mm 厚アルミ板
構 造
下部から EUT/DUT を挿入
前面に開閉扉を付けたタイプも製作できます
特 徴
吸収体は分割式の各筐体板ごとにネジで固定(平面形発泡ウレタンタイプは吸収体を接着した樹脂板をネジで各筐体板に固定)しますので、取付け部品の変更や仕様変更に伴う後改造に柔軟に対応できます
後改造に必要な各筐体板と吸収体の製作も承ります
構 造
内 部
上半球内面と下面に隙間なく吸収体(写真は独自開発タイプ)を配置しています
開 口
底面には EUT/DUT 挿入孔を備えています
前面に開閉扉を設けることも可能です
独自開発の吸収体
吸収体
ピラミッド型(1st開発品)とクサビ型(2nd開発品)を独自開発しています
吸収体は電磁界解析ソフトウェアで設計し、3Dプリンタで作成した樹脂基材の上に磁性体を含む複数の材料を多層に塗布しています
クサビ型は反射特性の改善のため、先端に1/4波長の凹凸を付与しています(特許出願済み)
評 価
ピラミッド型吸収体はフリースペース法で測定評価しています
クサビ型吸収体は、フリースペース法の集光ビーム径に対してクサビ形状周期が大きく測定精度が不確定なため、77~81GHzで動作するミリ波レーダを用いてピラミッド型吸収体と比較測定することで評価しています